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【炎上】イラストレーター猫麦氏のAI告発はなぜ炎上した?名指ししない告発が危険な理由3つ

【炎上】 猫麦の告発はなぜ炎上した? 名指ししない告発が危険な理由3つ

猫麦氏によるAI疑惑の告発は、SNSを中心に大きな議論と炎上を招きました。

2026年1月現在で、

  • AI疑惑をかけられた複数のイラストレーターが活動休止を発表
  • 告発した猫麦氏自身も炎上騒ぎを謝罪し投稿を削除

という、誰も救われない結末になっています。

一見すると、この炎上原因はAI使用の真偽にあるように見えます。

しかし、実際に批判が集中したのは「誰を告発したのか」よりも、「どのように告発したのか」という点でした。

本記事では猫麦氏の告発がなぜ炎上に発展したのかを、

「名指ししない告発がなぜ危険なのか」

という点から整理し、その理由を3つに分けて解説します。

誰かを断罪するのではなく、同様の問題が繰り返されないために何が起きていたのかを冷静に見ていきましょう。

結論、猫麦氏の告発が炎上した理由は、
断定も潔白の証明も難しいAI使用疑惑を、証拠を示さないまま名指しせずに投げたことで疑惑だけが独り歩きしてしまったから。

さて、それではさっそく考察に入っていきましょう!

目次

猫麦の告発が炎上した最大の理由は「名指ししなかったこと」

猫麦氏の告発が大きな炎上へと発展した最大の理由は、

AI使用を強く示唆する内容でありながら特定の人物を名指ししなかった

点にあります。

告発ツイートは現在削除されていますが、趣旨としては

猫麦氏の告発ツイート趣旨
  • 同業者2人がAIを使用しているにもかかわらず、それを明示せずに販売している
  • たびたび注意を促しているが、改善する様子が見られない
  • 相手はかなり有名作家であり、報復が怖く名前は出せない

というものでした。

一見すると告発の正当性はかなり納得がいくもので、炎上するとは思えません。

いったいなぜ告発者である猫麦氏が炎上する騒ぎになってしまったのでしょうか?

その理由は以下の通りです。

理由①:AI利用は擁護派と反対派が激しく対立しているテーマ

まず前提として、

AI利用そのものについて、いまだ社会的な合意が形成されていませんでした。

AIを創作の補助として積極的に活用すべきだと考える推進派がいる一方で、

強い嫌悪感や拒否反応を示す人も少なくありません。

今後、AIが当たり前の技術として浸透していけば、

「かつてAI利用を巡って激しい議論があったこと自体が滑稽に思える」

そんな時代が来る可能性もあるでしょう。

しかし現時点ではそうではありません。

むしろ、

その早すぎる技術の進歩や、人間の創造性を脅かす存在だと感じる人が多く、

不安や反発が強く表出している段階にあります。

実際、

  • AI利用を禁止している販売サイトとそうでないサイトが存在
  • AIを用いて制作した場合は、その明記を求めるルールが設けられている

など、社会全体がまだ手探りの状態にあるのが現状です。

このように擁護派と反対派が激しく対立しているテーマに関する告発だったことが、

炎上の土壌を作っていたと言えます。

理由② :本来の問題と「AI嫌悪」が混ざり、論点が拡散した

今回の告発の内容は、

「AIを使用していないとしながら、実際にはAIを使用して作品を販売しているのではないか」

という点にありました。

もしこれが事実であれば、表示やルールの観点から問題視される余地は確かにあります。

しかし告発が広まる過程で、

この本来の論点とは別のものが混ざっていきました。

それが、

「AIを使うこと自体が悪なのではないか」という、AI嫌悪的な価値観です。

本来は

  • 表記は適切だったのか
  • 規約やルールに違反していなかったのか

という限定的な問題であるはずが、

  • AIを使う創作者は許されない
  • AIは創作を汚す存在だ

といった感情的な議論へと拡大していきました。

この感情が加わったことで、SNS上では次第に

「誰がAIを使っているのか」

「この絵柄も怪しいのではないか」

といった推理が始まり、いわゆる特定ゲームのような動きが発生していきました。

本来は一件の告発として検証されるべき話題が、

「AIっぽい特徴」を探し出すゲームのような様相を帯びてしまったことで、

疑惑は一人の問題では済まなくなっていったのです。

理由③ :AI疑惑は確定が難しく、告発と反論のどちらも成立しにくい

AI使用の告発が特に慎重であるべき理由は、

その真偽を第三者が確定することが極めて難しい点にあります。

完成した作品の見た目だけを根拠に、

「AIを使っている」

「使っていない」

と断定することは、技術的にも現実的にも困難です。

にもかかわらず断定的な告発が行われた場合、

疑いをかけられた側は非常に不利な立場に置かれます。

なぜなら、「使っていないこと」を完全に証明する、いわゆる潔白の証明が極めて困難だからです。

現在は作成過程のタイムラプスの撮影などが有力な方法とされていますが、

潔白を証明する決められた手法や規格が存在しているわけではありません。

この構造の中では、

  • 告発する側は断定できない
  • 告発された側も否定しきれない

という、誰も救われない状況が生まれます。

結果として疑惑そのものよりも、

「疑われる空気」

だけが残り無関係な人々を巻き込む炎上へと発展していったのです。

なぜ「名指ししない告発」はここまで危険なのか

名指ししない告発は、一見すると慎重で配慮のある行為のように見えます。

特定の個人を直接攻撃しないことで、過剰な誹謗中傷を避けているようにも感じられるからです。

しかし今回の一件から学べる教訓は、

  • 激しく対立するテーマに関する投稿
  • 客観的な証拠の提示が難しい
  • 潔白の証明が難しい

場合に、断定的な表現で告発を行ったならば、「明言しない」という安全策も機能しないということです。

むしろ対象が明示されていないことで、

疑惑は一人に向かって収束せず、「当てはまりそうな人」へと無制限に広がっていきます。

特にAI疑惑は、「使っていること」を証明するのも、「使っていないこと」を証明するのも難しい問題です。

完成した作品の見た目だけで判断できる決定的な証拠はなく、第三者が白黒を断定することはほぼ不可能に近いと言えるでしょう。

その結果、疑いをかけられた側は常に不利な立場に置かれます。

否定しても疑念が完全に払拭されることはなく、

  • 沈黙すれば「怪しい」と受け取られ
  • 説明すれば説明するほど疑いが深まる

いわば「詰んだ」状態に陥りやすいのです。

さらに問題なのは、

名指ししない告発が、

不確実な特定作業を拡散する人に

「自分が正義の側に立っている」

という錯覚を与えやすい点でした。

誰かの疑いを広げたり特定に加わったりする行為に、罪悪感が生まれにくくなります。

こうして、

  • 告発する側は責任を限定できず
  • 受け取る側は想像力を暴走させ
  • 無関係な人が静かに傷ついていく

という構造が出来上がります。

名指ししない告発が危険なのは、悪意があるからではありませんでした。

誰もが「正しいことをしているつもり」のまま、被害を拡大させてしまう。

これこそがその本質的な問題であったように思います。

SNSの声

今回の猫麦氏の告発をめぐっては、SNS上でさまざまな意見が交わされました。

擁護的な声① 消費者を守る勇気ある行動だった

猫麦氏の告発について、

「やり方には賛否があるが、問題提起自体は必要だったのではないか」

という意見も多く見られました。

特に、AI利用の明記やルール遵守を重視する立場からは、

「もし事実であれば見過ごしていい問題ではない」

「グレーな行為を曖昧にしたままにする方が危険」

といった意見もありました。

批判的な声③ 疑われた側への配慮も必要という意見

同時に、疑惑をかけられた側の立場を思いやる声も多くありました。

AI使用の真偽を外部から完全に証明することは難しく、

疑われるだけで活動に大きな影響が出てしまうことへの懸念です。

「告発も必要だが、方法はもっと慎重であるべきだった」

「誰もが安心して創作できる環境を守る視点も欠かせない」

こうした意見は、告発そのものを否定するのではなく、

より良い議論の形を模索するものと言えるでしょう。

まとめ

今回の騒動は、

「AIを使ったかどうか」

だけを切り取ると、どうしても話がこじれてしまいます。

たしかに

「AI不使用としながら販売していたなら、それは説明が必要」

という点は無視できません。

ただその一方で、

AIという存在そのものに対する不安や拒否感が混ざったことで、

話題は次第に

「誰がAIを使っているのか?」

「この絵柄も怪しくないか?」

と、推理ゲームのような方向へ広がっていきました。

結果として、一人の問題だったはずの話が、

多くのイラストレーターを巻き込む形になってしまったのは、

少し残念な展開だったとも言えるでしょう。

AIは、これから確実に当たり前の存在になっていきます。

その途中段階だからこそ、

価値観がぶつかり、ルールも曖昧なまま衝突が起きてしまった.

そんな「時代の過渡期」らしい出来事だったのかもしれません。

誰かを悪者にして終わる話ではなく、

「これからどう付き合っていくか」を考える材料として、

この騒動を見ておくくらいが、ちょうどいい距離感なのではないでしょうか。

さて、それでは今日はこのあたりで記事を締めたいと思います。

引き続き当ブログをよろしくお願いします!

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